こんにちは。かっぺいです。
AWSのEC2をお得に使う方法を紹介します。
フリートライアル t4g.small
あまり知られていませんが、t4g.smallインスタンスは1ヶ月あたり、750時間まで無料で使えるフリートライアルを期間限定で実施しています。
おそらく、AWSのArmベースのインスタンス資源のアピール目的で実施されているものと思われます。
当初は2022年で終了予定でしたが、毎年延長されて2024年12月31日までフリートライアルが実施されています。
t4gはArmベースなので、intel前提で作られたパッケージなどは動きません。PythonやPHPなどのスクリプトベースであれば、大抵は問題なく使えると思います。
フリートライアル
アカウント作成時や、サービス初回利用時にフリートライアルとなるものがあります。
EC2はt2.microかt3.microがフリートライアル対象となり、必然的にEBSも30GBまで同期間でフリートライアルの対象となります。
これは、Windowsも対象となるので少し貧弱ですがWindowsServerを1年無料で使うことができます。
スポットインスタンス
短時間だけ利用するような場合になりますが、スポットインスタンスを使うことにより割引を受けることができます。
これは、AWS側のリソース空き状況により割引率が変動しますので、AZやインスタンスタイプごとに割引率が設定されます。
注意点は、AWSのリソース需要が急激に変動した場合、利用しているスポットインスタンスは強制的に停止されます。
停止の事前通知は、イベントとして通知されますが数分前に通知されるので、人手でバックアップ・リカバリーを行うことは難しいので、止まっても良いような想定で構築する必要があります。
リザーブドインスタンス
指定のインスタンスを、事前に確保することにより割引を受けることができます。
1年か3年、前払いの有無で割引率が変動します。
また、リザーブドインスタンスを購入する際に、キャパシティ予約を指定するとAZ指定でのインスタンスの確保が約束され、障害時の優先復旧を行なってくれるようになります。
リザーブドインスタンスを購入すると、1ヶ月分の時間費用が強制的に発生します(全額前払いの場合は0)。
そのため、常時起動か長時間稼働(750時間を割引率で算出した時間以上)であることが前提のプランとなります。
途中で同等以上のインスタンスへ変更できるタイプを選ぶと、割引率は少なくなりますがインスタンスタイプの年縛りのリスクがなくなります。